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Windchill DEMO SERIES vol.5【Windchill 変更管理】

TOPICS2023.06.29

株式会社TOPWELLがお届けする「Windchill DEMO SERIES」
vol.5【Windchill 変更管理】が公開されました。


— 動画MEMO —

こんにちは。株式会社TOPWELLが提供する「Windchillデモシリーズ」へようこそ!
今回はWindchillの変更管理をご説明したいと思います。

Windchillでは設計に対する問題提起や改善提案を登録し、そこから設計変更の計画・実施・承認までの一連のタスクを管理します。
これらの変更に関する情報と、変更されるオブジェクト情報とは相互に参照できるため、ある部品がどういう原因で設計変更となったのかであったり、提起した問題がどういう結論となったのかという情報を辿ることが可能です。

これは変更管理フローの概要図です。
問題提起・対応方針の決定・変更計画と実作業のタスクの決定を
それぞれ 問題レポート・変更リクエスト・変更通知・変更タスクというオブジェクトを用いて管理します。

まず問題提起や改善提案を「問題レポート」として作成します。

レポートのタイトルとなる名前やレポートのカテゴリを選び、説明欄に問題や提案の内容を記入します。

もし問題となる製品や変更が必要な部品などが明らかであれば、
「変更適用最終品目」や「変更適用オブジェクト」で選択しておくことで、
このレポートが何に対してのものかを、より明確に伝えることが出来ます。

また、添付資料で何らかのファイルを紐づけたり、他のレポートと関連しているなど、
このレポートについて詳しく説明する情報を紐づけることも可能です。

問題レポートの内容が承認され、なんらかの対応が必要と認められた場合には、
変更方針をまとめた「変更リクエスト」を作成します。

元となる問題レポートから派生して作成することで、問題レポートで入力された情報を引き継いだ状態から変更リクエストを作成することが出来ます。
ここでは問題に対する調査・検討の結果を説明欄に追記するほか、
このタイミングでも変更対象の製品やオブジェクト、添付資料といった情報を追加することが出来ます。

変更リクエストが承認された場合には、変更を実施するという事を通知するための「変更通知」と
具体的な作業指示の「変更タスク」を作成します。

変更通知を作成する際には、変更リクエストの時と同様に情報を引き継いで編集していきますが、
大きく異なる点として「変更タスク」と呼ばれる実際の作業指示を1つ以上作成します。

では変更通知に対して変更タスクを作成する操作をご覧いただきます。

変更通知の実装計画の一覧から新規変更タスク画面を開きます。
この画面ではこのタスクの実施者や、レビュー担当者、指示内容の説明を入力します。
次に変更対象の部品のもともとのフォームを変更適用オブジェクトに設定します。
そしてその部品を改訂し結果オブジェクトに追加することでタスク実施者の作業対象のデータとして扱われます。
これでひとつの変更タスクが作成されました。

このようにだれが、なにをどう変更し、だれが承認するのかを変更タスクの数だけ指定していきます。

では実際に変更タスクを受け取ったユーザーがそのタスクの詳細を確認し、
実施したものとして「タスクの完了」を行う操作をご覧いただきます。

変更タスク実施者のホーム画面にある「Myタスク」から変更タスクの名前をクリックしタスクの詳細を開きます。
この画面で指示や説明の欄を確認し、その指示に従って変更作業を行います。
変更作業が完了したら画面下部にある「タスクを完了」をクリックし作業を終了します。

同様にレビューや最終承認など、変更管理のフローに則って順にタスクを進めていきます、
全てのタスクが完了すると、変更通知だけでなく、元となる変更リクエストや問題レポートも「解決済み」という状態になり、
一連の変更管理が全て解決したという事になります。

このようにして問題提起から設計変更の承認まで一連の流れで作業を管理することで、設計変更の進捗状況だけでなく、
原因から結果に至るすべての情報を把握することが出来ます。
また今回はデフォルトのフローで説明しましたが、変更通知以降のみを使用したり、承認回数を増やしたり、
条件によってフローを分岐したりと、実際の業務に合わせた設計変更フローを作成することも可能です。

以上、株式会社TOPWELLが提供する「Windchillデモシリーズ」第5回Windchill 変更管理をご覧いただきました。
自社にとって何が必要なのかは当社営業担当がコーディネートしご提案させていただきますのでお気軽にお問い合わせください。
ご視聴いただきありがとうございました。