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TOPWELL通信 vol.11 【製造業1000社に調査】ナレッジマネジメントの課題について(2/3回目)

PUBLISH2021.11.29

日本の製造業を再興し世界一に引き上げる事を目標に株式会社TOPWELL(代表取締役:井上康秀 本社:大阪市)は、国内製造業の最新トピックや調査結果を、ニュースレター『TOPWELL通信』としてお届けしています。

今月より「ナレッジマネジメント」について、3回に分けて調査結果をお届けします。
2回目となる今回は「ナレッジマネジメントの課題」についてです。

※ナレッジマネジメントの定義:「わからないことがあれば社内の誰に聞けばわかるのか?が分かる」ように、個々の社員が持っている知識や情報を「会社の財産」として共有し、有効活⽤すること。

【回答数】

※回答社数=225社
※複数回答項目の為、回答数の合計は100%にならない
※課題視されている上位6項目のみを記載

【その他回答】
・⾃分の持つ経験・知識を共有したがらない社員が多い。
・定年間際の社員の経験や知識を収集できない。
・⽇報などの報告書作成に時間がかかる。口頭ではないのでキーボード⼊⼒など、⼈によってはインターフェイスに時間がかかる。
・専任の者がいないため、開発者が⼊⼒しているが追いついていない。
・集まるメンバーが固定化されている。
・社員が持つ経験や知識を数値化できない。
・誰に聞けばわかるかわからないため、⾃己判断で解決しようとする社員が多い。
・事例が複雑だと、共有化しにくい。システムではなく、個⼈のナレッジを頼りにせざるを得ない。
・マニュアル化に時間がかかるため、口頭伝達になりがちで、形に残らないものがある。
・e-Learning を使⽤。
・知識のデータベースがない。もしくはまとまっていない。探せない。

【調査結果】
ナレッジマネジメントの課題については、「3.社員が持つ経験・知識を効果的に活⽤できていない」が112社(回答社数全体の49.8%)で最も多く、次いで「2.社員が持つ経験・知識を共有できていない」が76社(同33.8%)、「6.その他」が57 社(同25.3%)と続いた。

いかがでしたでしょうか。

今回は「ナレッジマネジメントの課題」について調査結果をお知らせいたしました。
次回TOPWELL通信vol12では、vol10、vol11の調査結果をふまえ「ナレッジマネジメント」について当社代表井上の考察をお届けします。


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●注意事項
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●調査概要
調査:株式会社TOPWELL
調査方法:郵送・電話による聞き取り調査
調査対象:業種_製造業(売上高上位1000社)
本社所在地_茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都
神奈川県・新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県
調査実施期間:2020年2月18日(火)~2020年3月19日(木)