6月18日(金)は、月に一度の PLM Advanced Customization(PLMカスタマイズ)を実施しました。
この勉強会は、弊社TOPWELLの文化となっており、社員同士の交流や知識向上を目的に行っております。
今回はWindchillに対して独自メニューを設け、カスタマイズ(アドオン)として
標準機能を拡張する処理を実装するトレーニングを行いました。
Windchillを業務で活用する際に、標準機能には存在しない、業務に合わない要件が出てくるものです。
今回そういった業務に合わなかった要件があったと仮定して独自機能としてCSVダウンロードを実装に挑戦して頂きました。
実装する処理概要としては以下となります。
・ドキュメント(WTDocument)、部品(WTPart)が持つ属性データのCSVファイルダウンロード機能
実装の前提として、独自機能を設ける箇所はWindchill機能として存在する「クリックボード」に対象データをコピーし、
そのクリックボード上のオブジェクトをダウンロードとする要件とします。
(1)クリックボードの操作メニューにCSVダウンロード用の独自メニューを設ける
(2)独自メニューからダウンロード要求するためのカスタマイズ画面を作成する
(3)クリックボードから選択対象データを取出し、要件に従って属性をCSVファイルとして出力する
(4)ブラウザから要求されたダウンロードリクエストに対してCSVファイルをレスポンスとして返却する
まずは画面を作成する部分はJSPで実装する部分ですが、
見た目に関わる箇所で比較的とっつきやすいため、容易に実装を済ませれました。
一方、クリップボードから対象データを取り出す処理、要件で決められている属性を取得しファイルに出力する処理はやはり時間を要しました。
何よりもCSVファイルとして出力する際に内部処理上でCSVヘッダー部、CSVデータ部として管理する処理で四苦八苦しました。
それでも講師含めて受講者同時で情報共有、アドバイスしてお互い助け合うことで
全員、CSVファイル出力処理+ブラウザでのCSVダウンロードを完成させることができました。
次回は、今回のダウンロード機能で実際に取り出したCSVファイルをインプットとして
CSVファイルからの部品(WTPart)、ドキュメント(WTDocumet)をアップロード登録する処理を実装を行っていきます。
登録、更新する処理のため、次回は困難を極めることが予想がされますが
難しさを楽しみながらトレーニングを行っていこうと思います。
今後もメンバーのスキル向上や新製品・新サービスの開発に向け、より一層精進して参ります!