2月19日(金)は、月に一度の PLM Infrastructure(PLMインフラ)を実施しました。
この勉強会は、弊社TOPWELLの文化となっており、社員同士の交流や知識向上を目的に行っております。
今回の勉強会は具体的には
・Windchillクラスタリング
でした。
クラスタリングの「クラスタ」の意味として「集団」や「群れ」などがあります。
今回のWindchillトレーニングにおいてのクラスタ構成は
複数Windchillサーバーを連携させて利用ユーザーからの全体構成(集団 or 群れ)として1台のサーバーで動いているように見せることができ、
Windchill全体構成の高可用を目的とした冗長化構成を実現することができます。
冗長化構成により特定のノードでWindchillサーバープロセスが競合しなくなることでパフォーマンスが向上します。
また、サーバーが高負荷になってもクラスタ構成に新たなサーバーを追加すること可能です。
このスケーラビリティによってWindchillシステム全体の信頼性も向上します。
今回も演習形式でのトレーニングを行いましたが
前提としてAWSを使用してWindchillクラスタリング環境を構築し、
ロードバランサーの役割としてELB(ロードバランサー)を使用しました。
その上でトレーニングでは以下の3点を目標として実施していきました。
1)クラスタリング環境としてWindchill本体(PDMLink)が正常にインストールできること。
2)ブラウザから単独クラスタノードとしてのWindchill-APサーバーにアクセスできること。
3)ロードバランサー経由で複数のバックグラウンドのWindchill-APサーバーにアクセスでき、負荷分散されていること確認できること。(アクセスログを以って分散されていることを確認)
まずはWindchillをクラスタ構成で作成するためDBがインストールされたノードを構築し、
その上でWindchillのAPサーバーとして2つのノードを構築後、
クラスタ構成の各ノードがお互い認識、疎通できるように前回同様にお互いのネットワーク関連の設定をいくつか施す必要があります。
紆余曲折はあったもの受講者のみなさんと協力し合い、なんとか上記「2)」の単一ノードでのWindchill動作確認まで目標達成できましたが、
残念ながら時間の都合により「3)」のロードバランサー経由での分散を体感するまでに至りませんでした。
とはいえ、限られた時間内で単一ノードでの動作確認できる環境が構築できたことは良しとしたいと思います。
今回は5回目のトレーニングとなりましたが、いよいよ来月3月で最終回となります。
来月も今回のように困難を極めることが予想されますが、
次回も最終的に身になる時間となるような回を目指していきます。
来月以降も引き続きトレーニングを行っていく予定です。
今後もメンバーのスキル向上や新製品・新サービスの開発に向け、より一層精進して参ります!