INFORMATION

【勉強会】 PLM Infrastructure(PLMインフラ)実施 (2021年1月度)

TOPICS2021.02.02

1月22日(金)は、月に一度の PLM Infrastructure(PLMインフラ)を実施しました。
この勉強会は、弊社TOPWELLの文化となっており、社員同士の交流や知識向上を目的に行っております。

今回の勉強会は具体的には
・ボルト(vault)とコンテンツレプリケーション
でした。

WindchillにCreo Parametricモデルなどのコンテンツをアップロードする場合
デフォルト設定ではBLOB (バイナリラージオブジェクト) としてデータベースに保存されますが、
「ボルト(vault)」を利用することで外部ファイルシステム上にWindchillデータを保存することができます。
これによりWindchillデータベース以外の外部ファイルシステム上のフォルダによってデータを管理することができます。

一方、「コンテンツレプリケーション」はオブジェクトに関連付けられているプライマリ、セカンダリコンテンツを
別のWindchillシステム (Windchillファイルサーバー) にレプリケートする機能です。
「ボルト(vault)」とは異なり、オブジェクトのコンテンツをどのWindchillサイトから取得するかをユーザが選択でき、
これによりユーザーから地理的に近い場所からコンテンツを取得できるので
ダウンロード時間の短縮とシステム全体のパフォーマンス向上を図れます。

今回はいずれも実際に動作確認まで行う演習形式のトレーニングを行いました。
「ボルト(vault)」については受講者の方も設定を施した経験もあり順調に消化ができましたが
やはりというべきか「コンテンツレプリケーション」はレプリケーションされるまで一筋縄ではいきませんでした。

前提として、レプリケーション実現のため同期相手となる「Windchillファイルサーバー」を構築するのですが、
構築手順としてWindchillマスターサーバーと疎通を行うため、お互いのネットワーク関連の設定をいくつか施す必要があります。

ここでの疎通確認と設定でかなり四苦八苦し、中々レプリケーションが実行されません。
それでも試行錯誤を繰り返しながらトレーニング終了時間が迫ってきたその時!
ついにコンテンツのレプリケーションが実現できました。
受講者のみなさんの粘りが実を結び、有意義なトレーニングとなりました。

インフラトレーニングも4回目となりいよいよ終盤に近くなってきましたが、
来月以降も引き続きトレーニングを行っていく予定です。

今後もメンバーのスキル向上や新製品・新サービスの開発に向け、より一層精進して参ります!