~前2回に分けてお伝えしましたプロジェクトの進捗管理の現状について、今回は当社代表井上の考察をお伝えします。~
海外の製造業は企業規模を問わず、IT等の最新技術の導入に積極的に取り組んでいます。
一方、日本の製造業は技術力への自負から、他国に比べて導入が遅れていると言われています。
そこで、(株)TOPWELLではその実態を把握するべく、国内の売上高上位1000社を対象に製品開発の現場を調査しました。
その結果、『進捗状況の把握方法と共有化にかかる時間』が課題視されていることが判明。
前々回の記事はこちらから→『進捗状況の把握方法と共有化にかかる時間』が課題に!
そして、プロジェクトの進捗管理方法について調査した結果、約8割の企業がスプレッドシートによる進捗管理を実施していることが判明しました。
前回の記事はこちらから→約8割の企業がスプレッドシートによる進捗管理を実施
プロジェクトの進捗管理における課題と改善策
本質的な業務にリソースを集中すべきである
対象企業1000社への調査を実施したところ、WordやPowerPointでの進捗管理を実施している企業が存在する等、業務のデジタル化が進んでいない印象を受けました。
また、デジタル化の浸透が不十分であることが原因で、進捗の“管理・共有”に時間が割かれていることも予想されます。
特に、テレワーク化が進む昨今、社員の様子を見て上司や先輩から声をかける機会が減少する為、進捗管理・共有は個人のスキルに、より依存する傾向が高まることが予想されます。
これからの製造業は、デジタル化を進めより本質的な業務(製品開発等)にリソースを注ぎ、国際的な競争力を高めていくべきだと考えます。
(代表取締役社長:井上康秀)
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●調査概要
調査:株式会社TOPWELL
調査方法:郵送・電話による聞き取り調査
調査対象:業種_製造業(売上高上位1000社)
本社所在地_茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都
神奈川県・新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県
調査実施期間:2020年2月18日(火)~2020年3月19日(木)