株式会社TOPWELLがお届けする「windchill DEMO SERIES」
vol.1 【windchill モジュール構成】が公開されました。
— 動画MEMO —
こんにちは。株式会社TOPWELLが提供する「windchillデモシリーズ」へようこそ!今回は記念すべき第1回目ということで、windchillのモジュール構成をご説明したいと思います。
windchillはグローバルで活用されているハイエンドなPLMソリューションとして知られていますが、そのため多岐にわたって非常に多くのモジュールから構成されており全体像をつかむのに苦労します。
まずは、PLMパッケージとしての必須機能を基本モジュールとして用意しています。ドキュメント管理や設計変更管理、ワークフロー管理などが含まれています。
更にそこから追加で必要な機能をオプションモジュールとしてユーザー単位で追加できるようになっています。
たとえば、様々なCADソフトと連携してwindchillに統合管理するためのマルチCADデータ管理モジュール、部品・EBOM管理を行うための製品構成管理モジュール、MBOMやSBOMといった目的別BOM展開モジュール、BOPを電子化しデータベース化できる製造工程定義モジュールなどをユーザー単位で追加できます。
また、ライセンス形態は基本的に1年単位でのサブスクリプション形式となっておりますので、windchillは必用な時に必要な人へ、必要な機能のみ利用することができるモジュール構成の仕組みになっています。
次にwindchillの全体構成ですが、
大きく分けて「windchill Base」というライセンスと「windchill Advanced」、「windchill Premium」、そしてその他ホワイト部分のオプション機能とに分かれています。
先ほど申し上げた基本モジュールは全て「windchill Base」に含まれています。
windchill Base、Advanced、Premiumの違いですが、
Baseには、PDMとしての基本機能、Windowsファイルやフォルダ構成の管理、バージョン管理、排他制御、属性管理、ステータス管理、登録されているCADデータのサムネイルイメージをみてDRなどがCADのライセンスを持っていなくてもできるようにするためのビューデータ機能、承認やDRプロセスなどを自動化するためのワークフロー管理、いつ・誰に・何を見せたり登録/編集させたりするのかなどを制御するためのセキュリティ管理、設計変更管理、他システムと連携するための機能などが含まれています。結構これだけでも色々できちゃいます。
Advancedには、E-BOM管理や基本的なバリエーション管理機能、輸出管理機能などが含まれています。要はwindchillでBOM管理をしたい場合に必要となります。
さらにPremiumには、M-BOMやSBOMといった目的別BOM管理、E-BOMからM-BOMへの変換を行うためのEM連携機能、サプライヤのエンジニアを協調設計、管理していくためのサプライヤ管理機能が含まれています。
また、それぞれ上位のライセンスが下位のライセンスを包含します。たとえばAdvancedであればBaseの機能も利用できます。PremiumであればAdvancedとBaseの機能も利用できるといった具合です。
ライセンスの形態には、ユーザーごとに購入するRU登録ユーザー、24時間のうちにどれだけのユニークユーザーがアクセスするのかでカウントされるADUアクティブデイリーユーザー、サーバーごとにカウントするDS指定サーバー、インストールしたwindchillアプリケーション毎にカウントされるPIインスタンス毎があります。
そして、それぞれどのオプションモジュールが、windchill Base、Advanced、Premiumのどのライセンスに追加できるのか?それぞれのオプションモジュールの対応するライセンス形態はなんなのか?をまとめた表がこちらになります。
たとえば、CADソフトウェアのCATIAをwindchillに連携して登録管理していきたいとなれば、左側上から3段目の「windchill Multi-MCAD Data Management & Visualization」となります。
オプションモジュールにはCADデータ管理以外にもたくさんのモジュールがあり、たとえば医療機器産業や航空機産業といった産業別に特化したモジュールや、データをPDF変換するためのモジュール、アドオンカスタマイズするためのモジュールなどがあります。
ここからはライセンスの組み合わせのユースケースを3つほどご紹介いたします。
まずはCADデータ管理のみをしたい、ということでしたら、windchill BaseにオプションモジュールとしてCADデータ管理のみになります。PTC社製のCADか否かでCADデータ管理のオプションモジュールの選択が変わります。
2つのユースケースとしては、CADデータをE-BOMに展開したい、CADデータ管理とE-BOM管理を行いたい、といったケースです。
こちらは、windchill AdvancedにE-BOM管理の機能が付属しておりますので、BaseではなくAdvancedを選択し、そこに必要なCADデータ管理のオプションモジュールを追加します。
最後に3つのユースケースとしては、E-BOMからM-BOMに展開したいといったケースです。
こちらは先ほどと同じくE-BOM管理までができるwindchill Advancedに目的別BOM管理を追加するか、さらにサプライヤ管理や部品分類管理が付属している「windchill Premium」を購入するかのどちらかになります。