8月27日(金)は、月に一度の PLM Advanced Customization(PLMカスタマイズ)を実施しました。
この勉強会は、弊社TOPWELLの文化となっており、社員同士の交流や知識向上を目的に行っております。
今回は、Windchillカスタマイズ処理を外部システムから呼び出すためのWebサービス化にチャレンジしました。
プロトコルとしてはSOAP (Simple Object Access Protocol) を利用してSOAPサーブレットを実装し、
それを呼び出すためのSOAPリクエスターを作成しました。
前回までのトレーニング同様に部品(WTPart)、ドキュメント(WTDocumet)の属性情報を取得する処理、
また属性値を更新する処理をWebサービス化したメソッドとしてカスタマイズ実装を行いました。
SOAPサーバー処理の開発手順の概要としては以下となります。
(1)トレーニング用のSOAPサービス名、SOAPサーバ処理を実装するクラス名を定義
(2)部品(WTPart)、ドキュメント(WTDocumet)に対する操作をするための処理(Java)を実装
(3)Windchill-ShellにてSOAPサービスデプロイ
(4)デプロイ後、WSDL(Web Services Description Language)ができているかURLアクセスで確認
前提として、これまでのトレーニング同様にEclipseを使用してJava実装をします。
まずはスケルトンとしてのSOAPサーバー処理の実装とWebサービスインタフェースとしての
WSDLをHTTPとして公開するところまで実施しました。
ここまでくれば後はSOAPサーバーの公開Webサービスを呼び出すためのSOAPリクエスターを作成します。
リクエスターが完成すれば、実際に呼び出し実行しWindchill上で期待する動作となるか検証していきますが、
WindchillのWebサービス(SOAP)にアクセスするためのBasic認証の実装が必要となるため
認証のための実装が別途必要となります。
事前にWindchillへSOAPサービスとしてのWEBサービス化するための手順を用意していたこともありましたが、
受講者の皆さんの理解度とお互いの協力もあり、
全員スムーズにSOAPサーバー構築まで無事実装することができました。
いよいよ次回で最終トレーニングとなりますが、
初回から今回まで学んだトレーニングの成果を各自実感して頂きたいため、
ここまでに得た知識を駆使しカスタマイズのスキルアップに繋がるための課題を準備しようと思います。
今後もメンバーのスキル向上や新製品・新サービスの開発に向け、より一層精進して参ります!